haizaiの日記

滅びる過程を書いている

ブラック企業とそれを支えるもの

ブラック企業は色が黒い

そもそも色というものは光を吸収することによる現象であり、

吸収された色の補色が色となって現れる

しかし、白はすべての光を跳ね返し、黒はすべての光を吸収する

つまりブラック企業はすべてを吸収するのである

ここで吸収と言ったが、九州は特に関係はない

関係ないことを考慮するのが一番嫌いなのが私である。

しかし、それを支えるものがいる

日本には2種類の人間しかいない。否定するものと肯定するものだ。

皇帝ペンギンは別に肯定も否定もしていない

関係ないことを考慮するのが一番嫌いなのが私である。

ブラック企業を支えているのは否定派か?肯定派か?

それはあなたにしかわからない。

そう、認識というものはあくまで個人のものでしか無いのである

私の認識は、ピーマンの肉詰めというものはただの有り合わせにすぎないのでは

ないかということだ

 

吸収する海

飛行船のような鯨が僕の頭上を泳ぐ。

珊瑚礁のふりをしたカメラマンが僕を岩陰から盗撮していたが、僕は気づかないふりをした。

そのまま海の中を歩き続け、砂場が広がっている空間に出る。

足元には骨だけになったヒトデの死骸、そしてそれを住処にする海タランチュラの群れ。

きっとあのカメラマンはまだ僕を撮影し続けている。

撮られている側として僕は非常に気分が悪い。

目的はなんにせよ、彼に対して嫌悪感を覚え始めていた。

無許可で人を撮影するなんてのは罰当たりにもほどがある。

彼はきっと来世で苦労するだろう。

僕は彼を呪った。

岩肌にやすり掛けされて死んでしまえ・・・。

海サソリに刺されて中毒死してしまえ・・・。

酸欠になって死んでしまえ・・・。

ついに僕は彼に復讐をする決心をした。

彼を罠に仕掛けてやる。その名も渦トラップだ。

地上では普通に落とし穴を掘ればすむが、水中ではそうは行かない。

引っかかったところで、上に向かって泳げば助かるからだ。

そこで僕は考えた。上に向かって落とし穴を掘るのだ。

水中に作られた落とし穴は、彼を飲み込んでそのまま溺死させてしまう。

なんていいアイデアだ!学生時代に流体力学を専攻していて良かった!

早速僕は彼にばれないよう、魚を追いかける振りをしながら渦を発生させた。

この調子だ。このまま回転速度を上げていけば渦トラップが完成する。

僕は一気に泳ぐ速度を上げた。そしてついに渦トラップが完成した。

やったぞ。僕は渦トラップを完成させることが出来た!

しかし、僕は今になって気付く。あのカメラマはもう帰ってしまっていたのだ。

僕は絶望した。僕の計画は渦を巻いて崩れてしまったのだ。

渦が僕を見つめている。僕はその渦がとても寂しそうだと思った。

渦に手を伸ばす。すると渦の方からも手が伸ばされた。

その相互の手が重なりあった途端、僕は渦に飲み込まれた。

その瞬間を隠れていたカメラマンが撮った。

空中分解

僕は飛行機に乗って冬の北海道へ向かっていた。

格安の航空会社を選んでしまったせいか、揺れがひどい。

慣性力によって内臓が揺らされ、気分は最悪だった。

単調な信号音に続いてアナウンスが流れる

「ご案内を申し上げます。この先大きな揺れが予想されます。もしも気分が悪くなった場合には、客室乗務員にお知らせください。」

さらに勢力を増して僕に追い討ちをかけてくるつもりか?

勘弁してくれ、僕はもう既に気分が悪い。限界だ。吐き気がする。

しかも気分が悪いことを客室乗務員に伝えたところでなんになるというのだ?

近くの飛行場に緊急着陸でもしてくれるのか?

きっとできないだろう。僕一人の為に燃料を無駄遣いするわけにはいかない。

僕は限界だ。限界だがどうしようもない。限界を超える?そんなの矛盾だ。

超えられないからこそ限界なのに、何を血迷っているのだろう。

もういっそ飛行機ごと空中分解してくれないだろうか。

僕は外の新鮮な空気を吸いたい。

僕は空中に放り出されてあまりの恐怖に気を失うだろう。

だが決して落下はしない。僕は空中に浮かび続ける。

それどころか宇宙まで上昇するだろう。

そしてそのままお星様になって・・・いや、そんな贅沢は言わない。

太陽系外延天体・・・そこにはもう人間の意志は届かない。

僕はここで惑星となって静かに漂うのだ。

 

 

 

インターネット

僕はホームページを作った。

それは僕を紹介するためのページ。

僕を知ってもらいたいという思いを膨らませ毎日のように自分の好きな食べ物、趣味などの日記を書いていった。

そしてある日、記事にコメントがついた。

「いい雰囲気のページですね。気に入りました。」

僕は飛び上がるほど喜んだ。

こんな拙い文章でも読んでくれている人がいるのか。なんて希望だ!現実世界じゃ僕の声など虫の羽音程度にしか思われないのに!

僕は必死になって文章を書いた。1日に3000文字を超えるほど文章を書いた。

そしてコメントも徐々に増えていき、アクセス数も順調に増えていった。

だが、唐突に疑問が生まれるようになる。

僕はこのまま文章を書いていていいのだろうか?

そうして僕はホームページを閉鎖した。

流動しない風

直射日光が僕を焦がす。

時々Tシャツと背中の間を涼しい風が流れるのが救いだ。

この救いがなければ僕は精神的に死んでしまうだろう。

風の神よ、あなたは素晴らしい。

太陽の神よ!お前は最悪な奴だ!

このようにして僕はあえて短絡的な思考に陥っていった。

短絡的な思考は僕の人間性だといえるだろうし、これが無ければ人類は何も成し遂げることは出来ず、ただただ死んでいくだろう。理論に裏付けされた世界は、きっと科学だけで十分なのだ。

ああ、美しい風よ。僕は君のようになりたい。

風になって、建築物を壊したい・・・。

嵐となって屋根を吹き飛ばしたい・・・。

風は流れる。常に変化している。

だから何をやっても決して罪を問われることはないのだ。

風は自由だ。そして僕は自由になりたい。

あの大木を吹き倒して人をぺしゃんこにしたい・・・

崖の上でたそがれる人を海に突き落としたい・・・

あの飛行機にへばり付いて揚力を奪って墜落させたい・・・

風は自由だ。決して罪を問われることは無い。

ベランダ遊泳

僕はベランダに出た。

夕日が今日の終わりを告げている。

また僕は疲労感の風によって僕は思考の渦を作るのだ。

しかしその渦は新しい渦に飲み込まれた。

遠く離れた住宅の陰に人の姿が見える。

遠すぎて性別は分からないが、子供であることは明らかだった。

あの頃に戻れたらなどというくだらない考えが浮かんでは消え、

消えては浮かんでくる。

僕は本当にあの頃に戻りたいのか?

自問しても僕は決して答えを返さない。

答えを返さないから、質問もしなくなった。

遠くのアスファルトを走るトラックをぼんやり眺めていると、わずかに僕は違和感を感じ始めた。

違和感を感じたといえど、違和感と平常の閾があるわけではないので、

実際のところ僕はずっと前から違和感を感じていたのであるが。

あからさまにトラックはあの子供に向かって猛加速している。

そして子供は無力ながらに轢かれた。

僕は驚いたが、その感情には悲しみや憂いは含まれていなかった。

人の死と言えど、他人の死。

僕には関係ないどころか、その死は一種の娯楽になってしまうのだ。

にやけそうになるのをこらえ、神妙な顔を作る。

誰も見ていないと知っていながらも僕はそうするのだ。

それはきっと自分が見ているからなのだろう。

自己欺瞞に似たその社会的行為は条件反射なのだ。

そうだ、反射なのだ。

化学反応や、機構的な運動のように、

人間のすべての行動は何かに対する反応なのかもしれない。

結局世界は唯物的で、無意味なのかもしれない・・・

僕はふとベランダから空を見る。

夕日に照らされた空はなんて綺麗なのだろう。

ああ、僕は生きていた良かった。

生きていた良かったよ!母さん!

ああ、僕はあの少年に戻らなくてよかったんだ!

僕は生きているんだ!この世界に!

栄養失調 空調 自重

撒いたカラスの餌にはテトラクロロジベンゾパラジオキシンが含まれた証明のエンターテイメント性を圧縮すると僕の中に現れない是空のマラソンランナーから受け継ぐと考えられる液晶性はネマティックな様相を感じ取り塩分過多であることを忘れつつ延長戦に原理を投げ込む少年は未開の地から遠く離れた鞭毛によるアソートは自暴自棄とはいえ無視できないものでありながらサーボモーターにより制御されており周波数の関係でラジオは未詳となりつつあるのなら似通った数学性はかなりの割合で自分のデネブを輝かしたのちに滅相も無いアノード部分に電圧をかけないことを正義とする師匠は結婚詐欺の法廷で選ばれたなけなしの小石と蝉なのであるがそれは各教授によって意見が分かれるとされており妥当性は永遠なので民法はついに憲法と競合したから行政は選ばれた微分方程式で表すというのが定石であり行動心理学のアプリオリは夜に円錐を描きながら潮汐力によって引き裂かれる使命を抗うことで便利な世界観からの脱出を試みるのであるがついに哲学は消えることになるのでそれは不満であるスポーツ選手のトレーナーがバスケットコートで奇跡的な一瞬を見逃さないようにしていたからには総合体育館は電波等の崩壊によって意味を成した頃に音楽はいつも流れていたのは異常であると医学的に示唆されていたのだがそれは打ち込みによる楽曲製作で表現されておりフーリエ変換される必要は大いにあるので自信過剰な理論派の人間が関数電卓を使用してハードディスクのプラッタをカッターナイフで回しながらセクタごとに自分を切り刻んでいたのでARPスプーフィングで通信先を詐取されたものの2秒間という決定的な時間によって打破されるのは自明であり定期券はついに期限を切らしそうになるのを見計らって金融機関は夜の朝日を面倒くさそうに鳴らすのでフォトインタラプタはついに異常加熱してしまう恐れに準じてグローバルな社会性を育んでいた健勝な大学生を未開の地で殺害してしまった人間のようなワルツを踊り梅のような酸っぱさで大概念不当周縁の虚偽を犯していたのはすなわち社会性の真実であることが証明されつつあり思想はついにエンジンを破壊され三日月の鮮明さによって国々の独自性をひけらかした上で正直者は馬鹿を見させられるのがあまりに不条理でついに不協和音のエピソードで調べを起こしていたのはある12歳の少年であり帝国大学アスピリンは広まる脳に潤いをもたさすとされ軍事主義は悲しみの果てにいつもの食材を購入した人のように野球人生を歩んでいったからこそホームベースは彼に許しを与えることができたと言えるしタッチアップで点差を広げたまま終盤を迎えることができるので超自我がノイスヴァンシュタイン城の地下で幻想の水鉄砲を山の上から永久に流さなかったことは独自性と言えるし美しいレアメタル地盤沈下の犠牲にしたから第一宇宙速度は増え続けるので君に語りかける歌は高等なものではなかったとはいえ不甲斐ないレザーケースの裁縫でタッピンねじをまきつつミシンで遠慮なくタッセルを作りたかった少女はついに麦わら帽子を宇宙に投げ捨てた夜にwebサイトの有効性をネットワーク技術者に関連付けて資格を完成させていく形は微塵も無いのでエレベーターはついに定員オーバーを引き起こしビジネスに生かされるのであったからあのワルツのコード進行は伝説の男が作り出したものでありミキシング作業は行うべきでないと判断した上でダブステップに変えてしまうのではないかという懸念はとうに消え去っていて潔癖症の人間は常に新しいエタノールを探していたからバスレフ型スピーカーは周波数を忘れてしまい世紀末に突入したのが前回までの講義です。